ストレス社会に起こる「うつ病」を完治する方法>あんたの強さは今の息子には毒や！

NHKの朝の連ドラ「カーネーション」を観ている方も
多いと思います。その主人公のバイタリティー溢れる
行動力…。
これって、今、うつ病で苦しんでいる人には
辛いものなのでは？って思っていました。
放送ではその思いがそのまま現実になっていました。
主人公の幼なじみでうつ病を患っている男性を励まそうと
主人公がとった行動が、逆に病を悪化させる結果になったのです。

それに激怒した男性の母親が主人公に言いました。
「みんなあんたみたいに強くないんや！
みんなあんたみたいに人生がうまくいっているわけやないんや！
あんたの強さは今の息子には毒や！」
その言葉に身体が震えて、涙が出ました。

主人公も良かれと思ってしたことなので切なかったし、
うつ病の家族を持つ者の気持ちを考えると、
「強さが毒になる」という言葉が心に刺さりました。
暗闇にいる人にいきなり強い光を当てると、
眩しすぎてまた目を閉じてしまう。
まずは、徐々に目を慣らしていけるように
やさしい光で照らすことから始める。
そして、相手の状態に合わせて光を強くしていく。
これが相手の心に寄り添うということ。
必ずしも強さだけで人を助けられるのではないですね。
相手の状況をよくみて、
それに合わせて寄り添うことを忘れてはいけない。
このことは私自身も再び肝に命じるのと共に、
つらい状況にいる人に接している人にも
知っておいてもらいたいなと思いました。